こんにちは!セキド新潟上越(株式会社フォト・オフィスオーツー)です。
今回は新潟県上越市でドローンを用いた雪庇落としの検証について報告いたします。
ドローンの運用が空撮目的や点検・測量等の目的が大半であり、雪庇落とし等で活用された事例はまだまだ少ないのが現状です。
雪国ならではの検証レポートですので、ご興味のある方は是非チェックしてください。
オペレーション
今回の雪庇落としの検証に至った背景として、雪国ならではの除雪中の事故や屋根から落ちた雪に当たり、重傷を負った等の雪による事故は毎年増えており、
その中でも屋根に積もった雪の除雪は、大変な重労働で最悪は転落事故等を起こすリスクがあります。
そこで、屋根に積もった雪(雪庇)をドローンを使って落とせば、効率的に雪を落とせるのではないかとのことで検証を行いました。
今回雪庇落としで使った機体は、「DJI FlyCart 30」と「DJI Matrice 400」の二機種を活用して行いました。
以下がそのオペレーション内容になります。
- 日時:2026年2月
- 実施日:新潟県上越市(安塚区)
- 飛行方法①(FC30):機体ウインチに5kg程度の鉄板を吊り下げ飛行
- 飛行方法②(M400):機体に投下フックを固定し、フックにワイヤーを吊り下げ飛行
操縦者の操縦単独で雪庇落としが可能な「鉄板吊り下げ」方式
と
操縦者と補助者の共同作業による「ワイヤー吊り下げ」方式
今回は上記の2パターンの飛行方法で検証を行いました。
検証当日の天候は、快晴で風速も2m/sと飛行するには丁度いい天候で検証に望めました。
まとめ
今回の検証を行ってみた所、装備の改善案と機体側の問題の両方に課題があることに気づけました。
以下がその内容になります。
鉄板の吊り下げ方式の検証結果としては、FC30での1バッテリーで約1m×2m(縦×横)の雪庇を落とすことに成功しました。
ただ難点として、吊り下げている鉄板を狙った箇所に差し込む必要があるため、操縦難易度の要求値が高すぎる所がネックになっています。
加えて、今回の天候は風速約2m/sで実施しましたが、時折4m/sクラスの風が吹き込むことがあり、鉄板が風の影響を受けて狙った箇所よりも大きくズレてしまうケースがありました。
15分飛行の結果になるため、この飛行方法での雪庇落としはまだ懸念点があるところになります。
ワイヤーの吊り下げ方式の検証結果は、約2m×5m(縦×横)の雪庇を落とすことに成功しました。
こちらは鉄板方式よりも多くの雪を落とすことに成功したため、1つの区画の雪を多く落とすなら、効率的であると感じました。
ただ、ワイヤーの自重なのか、油で表面がコーティングされている影響なのか、雪に掛けても滑り落ちてしまう事が頻繁に発生していたので、吊り下げるワイヤー側に課題があることが分かりました。
双方の結果としては、雪を落とすことができるのは成功しましたが、
まだ課題が所々にあるのが現状です。
弊社では、このようなドローンを使ってのフライトの実証をおこなっており、
それ以外にもドローンの講習や販売、受託等も行っております。
ドローンについて気になる所がございましたら、お気軽にご連絡ください。

